最近現実逃避多いな

昨日この日記でも書いた"パソコンに熱中するとキレやすい…脳科学者が指摘"についてですが、
考えさせられてしまう洞察を見つけたので、ここでも僭越ながら取り上げさせていただきます。


link:子供がおかしい・と言いたがる大人


昨日の日記は「科学の側面から社会のメカニズムを解析する」という立場で書いたわけですが、
このエントリはもう一歩踏み込んでその立場を疑問視する視点で書かれています。
そしてこの洞察の根拠となる、アンソニー・ギデンズの「再帰的現代と科学の関係」
が私にはとても斬新でした。


なるほどねぇ、「近代の高度な再帰化が科学技術をして『作り出されたリスク』、すなわち科学技術
そのものに内在するリスクを拡大させたと主張する」か。このエントリでは「かつて外在していたもの」
を「よく分からない子供達」で置き換えて論理を展開しているわけです。


エントリを要約すると「『よく分からない子供達』を科学的視点から解析することは、
つまり彼らの存在理由を自然と同列である「外在するもの」に限定していることだ。
これは大人たちの無責任に他ならない」
となります。私の乏しい読解力では間違った認識を持っているかもしれませんが、
唸らされてしまいました。


皆さんも一度目を通すことをオススメします。


昨日、はてなダイアリでこの件に対するコメントをざっと拝見したのですが、
「ただ発言元を叩くこと」に終始するエントリが非常に多い印象を受けました。
発言元を疑う姿勢は評価しますが、せめて少し考えてから書くべきではないでしょうか?


ネットでの発言は取り消しが効きません。すぐに消してもキャッシュには残ってしまうわけで。
無責任な発言は必ず後々わが身を後悔させてしまうことでしょう。


ちなみに、「コメントを書く」をつけていないのは、純粋に議論する時間が
ないからです。ごめんなさい。
稚文失礼しました。


…ってこれ日記じゃないな(^^;: