UEFAチャンピオンズリーグ 準決勝1stレグ

モナコ - チェルシー
この試合が動いたのは後半に入ってすぐ、デサイーモリエンテスに肘打ちを
入れたのを審判が見逃したシーンからだった。その後、いくつもの微妙な
判定がほとんどチェルシー寄りに下り、イライラするモナコの選手たち。
この時マケレレの挑発に乗ってしまったジコスが一発退場を食らってしまう。
(マケレレもイエローをもらい、次の試合はサスペンション)


試合が動いたのはここからだった。
相手が1人すくなった事から一気にアウェイゴールを奪おうと攻め気になった
ラニエリがSBのメルヒオットを下げFWのハッセルバインクを投入する。
しかし、この交代は相手の力量を少々見誤っていたようだ。
1人少なくなったモナコの動きが突然良くなる。チェルシーの慢心か、それとも
モナコの闘争心に火をつけてしまったのか。
ジュリがガンガン動いてチェルシー守備陣をかきまわす。


これではマズいと思ったラニエリは運動量が落ち、崩されていたパーカーを下げ
フートを入れるが勢いは変わらなかった。
後半23分、チェルシー守備陣の一瞬のスキを突いたモリエンテスがジュリからの
絶妙のパスを受けて右サイドを一気に駆け上る。そしてそのままの勢いで蹴った
シュートはゴール右上へ突き刺さった。



という感じで試合は決まりました。
終わってみれば試合は以下のような結果になっていました。

モナコ 3-1 チェルシー
17' 1-0 Dado Prso
22' 1-1 Hernan Crespo
78' 2-1 Fernando Morientes
83' 3-1 Shabani Nonda

ジュリの魂のプレイに感動しました。モリエンテスのゴールにはファンでない
僕も思わず声を上げてしまいました。モナコはいい精神的支柱を持っているなあ。
しかし、ラニエリさんやっちゃったね。相手の地力を見誤ったところに
この試合は集約されました。


これでモナコはかなり決勝に近づきました。
いやあ、後半はすごくおもしろくて見ごたえがあった。


今見返したらところ、モナコの2点目はテリーのチェックミスから生まれたっぽい
です。